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住友電工、集光型太陽光 蓄電システム 実証試験へ (2012.4.17)

 住友電気工業(大阪市中央区、松本正義社長)は17日、横浜製作所において、集光型太陽光発電装置(CPV)と蓄電システムを組み合わせた大規模蓄発電システムの実証実験を今年7月より開始すると発表した。太陽光発電や風力発電など不安定な再生可能エネルギーと、照明や家電製品など小規模な電力負荷を、発電量や電力フローを監視するエネルギーマネジメントシステム(EMS)で管理することによって、安定的かつ効率的な電力制御を実現するとしている。
 同システムは合計28基、最大発電量200kWのCPVと、レドックスフロー電池(容量1MW×5時間)を組み合わせたもの。商用電力とも連系できる。
 同電池の充放電制御による工場の受電量の一定化や、天候に左右されるCPVの発電量を同電池で補うことによる太陽光発電の計画的運用などについて検証を進めていく計画。ピークカット運用やあらかじめ設定した電力需要になるよう電力負荷に応じた放電量調整も行う。
 レドックスフロー電池はバナジウムなどイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄電池で、放電を行う入出力部と金属イオン電解液を蓄えるタンクから成る。長寿命でメンテナンスが容易なうえ、高い安全性を有する点が特長だ。
 同社によると、不規則で変動の激しい充放電運転や、貯蔵電力量の正確な監視・制御も可能なことから、夜間の余剰電力の活用、さらには再生可能エネルギーの有効活用に適しているという。
 なお、同社は昨年6月より大阪製作所において、CPVを含む複数の自然エネルギー発電装置と小型レドックスフロー電池などを直流電力ケーブルで連結したマイクロスマートグリッドシステムの実証試験を開始している。(2012.4.17)
お詫びと訂正
 PVeye2013年3月号24頁4段目の右から3〜4行目に「多数台連系の認証を取得」とありますが、正しくは「独自に複数台連系の試験を実施」です。読者の皆様、また関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びし、訂正いたします。
      
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