伊藤忠、マツダ系ワイヤソーメーカーを子会社化　（PVeye）

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伊藤忠、マツダ系ワイヤソーメーカーを子会社化　（2012.4.27）

　伊藤忠商事（岡藤正広社長）は27日、自動車大手マツダの子会社で、ワイヤソー（シリコンインゴットスライス装置）メーカーであるトーヨーエイテック（広島市南区、龍田康登社長、資本金30億円）の発行済株式の過半数を、マツダから取得することで基本合意した。
　トーヨーエイテックは、工作機械や自動車部品の製販が主力事業で、精密機械部品の製造に不可欠な「内面研削盤」では国内トップクラスの販売シェアを持つ。太陽電池分野では、シリコンインゴットをスライスしてウエハに加工する装置、ワイヤソーのメーカーとして実績を上げている。
　伊藤忠は、2010年11月にマツダの株式を追加取得するなど、マツダとの戦略的パートナーシップを拡大。今回の株式取得もその一環である。伊藤忠は自社の海外販売ネットワークを活かして、トーヨーエイテックのさらなる事業拡大を目指すという。
　なお、トーヨーエイテックの2011年3月期の売上高は303億円だった。（2012.4.27）