デイリーアイDaily eye
シャープ、化合物セルで世界最高効率43.5％達成 （2012.5.31）
太陽電池国内最大手のシャープ（奥田隆司社長）は31日、集光型太陽光発電システムに用いられる化合物3接合太陽電池セルで世界最高となる変換効率43.5％を達成したと発表した。
今回の結果は、太陽電池の性能を測定する公的機関、独フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所で測定されたもの。主な測定条件は、集光倍率306倍、セル面積約0.167c㎡。3層で集光された太陽光を効率よく電気に変換できることに加え、受光面の電極間隔を最適化、電気抵抗を最小限に抑えたことで世界最高の変換効率を実現した。
同社の開発している化合物3接合太陽電池セルは、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を、3つ積み重ねたもの。今回は、ボトムセルにインジウム・ガリウム・ヒ素、ミドルセルにガリウム・ヒ素、トップセルにインジウム・ガリウム・リンを採用している。
シャープは、NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環として開発を進めており、同プロジェクトでは2009年に変換効率35.8％、11年に36.9％を達成していた。
今後は小面積の太陽電池セルで発電する集光型太陽光発電システムとして、従来から採用されている人工衛星など特殊用途向けに加え、地上用途にも展開していく。
（2012.5.31）
今回の結果は、太陽電池の性能を測定する公的機関、独フラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所で測定されたもの。主な測定条件は、集光倍率306倍、セル面積約0.167c㎡。3層で集光された太陽光を効率よく電気に変換できることに加え、受光面の電極間隔を最適化、電気抵抗を最小限に抑えたことで世界最高の変換効率を実現した。
同社の開発している化合物3接合太陽電池セルは、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を、3つ積み重ねたもの。今回は、ボトムセルにインジウム・ガリウム・ヒ素、ミドルセルにガリウム・ヒ素、トップセルにインジウム・ガリウム・リンを採用している。
シャープは、NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環として開発を進めており、同プロジェクトでは2009年に変換効率35.8％、11年に36.9％を達成していた。
今後は小面積の太陽電池セルで発電する集光型太陽光発電システムとして、従来から採用されている人工衛星など特殊用途向けに加え、地上用途にも展開していく。
（2012.5.31）
お詫びと訂正
PVeye2013年3月号24頁4段目の右から3～4行目に「多数台連系の認証を取得」とありますが、正しくは「独自に複数台連系の試験を実施」です。読者の皆様、また関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びし、訂正いたします。
ヴィズオンプレス株式会社
PVeye2013年3月号24頁4段目の右から3～4行目に「多数台連系の認証を取得」とありますが、正しくは「独自に複数台連系の試験を実施」です。読者の皆様、また関係者の方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫びし、訂正いたします。
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