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大林組、太陽光IPP事業へ本格参入熊本で15MW　（2012.7.12）

　大林組（白石達社長）は12日、熊本県芦北町有地における合計発電容量約15MWのメガソーラー発電所の事業者として、芦北町に選定されたと発表した。さらに発電事業を目的とした100％子会社、大林グリーンエナジー（入谷桂史郎社長）を設立する。
　熊本県葦北郡芦北町高岡の矢城牧場跡地に建設するメガソーラーは、土地面積24.8ヘクタール、総事業費約45億円。2期に分けて建設する計画で、1期が発電容量2.8MW、2013年3月完成、2期が発電容量12.2MW、2014年3月に完成させる予定だ。
　同社は、2013年度末で約20件、合計発電規模100MWを目指しており、京都府久御山町の自社の賃貸用物流倉庫屋上に設置し、今年7月1日に稼動した982kW案件や今回の15MW案件も含め、すでに社有地や自治体の所有地などで合計21.2MWの太陽光発電所の事業化が決定している。100MW全てが稼働した時点での売上規模は約40億円を見込み、大規模案件についてはプロジェクトファイナンスによる資金調達を検討しているという。大林クリーンエナジーはこれまで大林組が実施、計画している発電事業を継承し、事業主体として積極的に事業展開していくとしている。（2012.7.12）