デイリーアイDaily eye

太陽セメント工業、メガソーラー稼動開始　　　　　　　（2012.7.1）

　太陽セメント工業（大阪市福島区、石井克侑社長）グループは1日、FIT（全量買取り式の固定価格買取り制度）の開始に伴い、今年4月から建設を進めていた太陽エコブロックス兵庫第一発電所を稼働、売電を開始した。
　太陽エコブロックス兵庫第一発電所は、兵庫県加東市に位置し、発電容量は約2MW。隣接する敷地では、発電容量約1.5MWの第二発電所の建設も進めており、9月に稼働させる予定だ。
　発電事業者は太陽セメント工業の100％子会社であるエコブロックス。EPC（発電所の設計、調達、施工）はパナソニックESファシリティエンジニアリングと太陽セメント工業グループが担当。太陽電池モジュールはパナソニック製で、パワーコンディショナは三社電機製作所製を採用した。架台は、太陽セメント工業製コンクリート架台を用いている。
　7月1日に発電式を開催、関係者のほか、第一発電所の位置する加東市の安田正義市長、第二発電所を建設している加西市の西村和平市長、地元兵庫4区選出の民主党、高橋昭一衆議院議員なども来賓として参加。
挨拶に立ったエコブロックス社長を兼務する石井克侑太陽セメント工業社長は「当発電所は本日発電開始するということで、全国で一番目の太陽光発電所。我々太陽セメント工業グループは、太陽は全ての源であるとの意味で“太陽”を社名に冠している。今年は設立60周年と、まさにこのような新しいビジネスを開始するのに最適な年であり、良い船出となった」と話した。（2012.7.1）